あたしは宗教が嫌いだ。大嫌いだ。

たぶん、それは母の影響で。

その母は祖母の影響なんだと思うけど。

たいてい、親が宗教家だと子供もそうなるよね。

だって、子供にとって考え方は親から教えられるものだから。

９０％以上は親の影響受けると思うんだよ。



我が家の母方の祖母は浄土真宗。祖父はキリスト教だった。

父母は無宗教で。

あたしも無宗教だけど、幼稚園はカトリックに通っていた。

でも、毎年墓参りには欠かさず行く。

日本での宗教なんて、そんなデタラメなもんだ。

あたしは、それでいいと思う。

どれだけ神様や仏様に願ったって、叶わないものは叶わない。

何度も言うが、願って叶うなら飢餓で亡くなる子供たちも。

不治の病で亡くなる人たちも。

いなくなるはずなんだから。

あたし達の願いなんかより、彼らの願いの方がよっぽどパワーは強い。

でも死ぬんだよ。だから願っても叶わないことはある。

あたしは、そう思っている。



会社の主任が熱心な宗教家なのだ。

祈れば何だって叶うという、共●党と関わりが深いアレだ。

それを知ったときから、あたしはこの人を自分より下の人間だと見下している。

あたしは気が強いからなのか、一切勧誘を受けたことがない。

まぁ、社長の身内っていうこともあるのかもしれないけど。

それでもたまーに、そういう話に触れるときがくる。

先日、教会で結婚式をやっているところに主任と出くわした。


　れい「いいなぁー。人生で１度は経験しときたい。あれ。」

　主任「キリスト教でもないのにあんなんして・・・」

　れい「あたし無宗教やからいいんですー」

　主任「浄土真宗やろ、ぜったい」

　れい「違いますよ。うち何も信仰してないもん。」

　主任「そんなことあらへん。おばあちゃん家とかに仏壇あるやろ。」


正直、途中で面倒になったよ。話が。

仏壇があろうがなかろうが。

信仰する心があるかどうかじゃないの？宗教って？

大体、他の宗教批判する時点であたしは絶対にその宗教は信用しない。

自分達の信じるものが正しいと思うのは勝手だけど。

人の信じるものがまるでウソであるかのように。

そんな風に言うような宗教が良いと思えるはずなんてないでしょう。



自分さえ信じてればいいじゃないか。

昔、上岡龍太郎が宗教の勧誘を受けたときにこう言ったらしい。

　「私は、神を信じています。なぜなら神は私だからです。私が、神です。」と。

１番正しいような気がして大笑いした。

これを聞いてから、自分もこう主張するようにした。

もっぱら性格が悪いと評判ですが、満足です。

鳥肌実センセイのような大人になりたいと思います。