あたしは高校の頃...だからもう7年前くらいになるのか。
嫌なことがあるたび、泣きながら腕を切ってた。
未だにそのときのことを思い出すと泣き出しそうになる。
いつからそういうことをし始めたのか。
はっきりしたことは覚えてないんだけど。
高2の頃、あたしはひどく情緒不安定で。
毎日のように夜になると泣いてて。
泣いて泣いてパニックになって、それを抑えるために腕をカッターで切ってた。
いま考えると、ヴィジュアル系が好きな子によくありがちな痛い行為だよね。
うん。我ながら気持ちが悪い。
あの頃の自分の記憶がひどく曖昧で、思い出せない事が多い。
毎日、白いモヤがかかった霧の中で生活してた気がする。
友達と呼ばれるあの子たちと一緒に昼食をとる事すら苦痛になって。
1人にしてくれ。と1人でお弁当を食べたりして。
あの頃もっと人に心を開いてれば、もっと違う今があっただろうにね。
そのときはそれが限界だった。
もう、いまは腕を切ったりとか、そんなバイオレンスなことしないけど。
それでも、たまにものすごく凹んだときは自分を傷つけたくなる。
近くにあるタンスの角にわざと強く拳をぶつけてみたり。
自分の頭を思いっきり叩いてみたり。
昔に比べたらその頻度は格段に違うくて。
それこそ半年に1回あるかないか。なんだけど。
でも逆に。
自分を傷つけなくなったということは、傷つくことが少なくなったって事で。
もしかすると、自分の感性が衰えたからじゃないか。とか。
そんな風に考えてしまうよ。
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