今日は、黒を着る。

そう決めてた。

何日か前から。


七回忌。


いつの間にそんな歳月が流れたのか。

１９歳で亡くなった彼はそのままに。

あたしだけが歳を重ね。

いつしか１歳年下だった自分が、４歳年上になっていた。

---

人は悲しみを忘れる生き物。なんだそうだ。

現実、あたしは前より彼の事で泣かなくなった。

亡くなった当時、半月は毎日泣いて過ごした。

毎晩、家族が寝静まってから吐くほど泣いた。

泣いて泣いて。

泣きながら腕を切り続けてた。

「もうこれ以上やったら絶対肉おかしくなるって！」

そう、友達に言われるくらいに。

なのに、今年は泣かなかった。

強くなったのではなく、忘れたのだと思う。

悲しみを。

清々しくもあり、寂しくもある。

---

今日も、空は晴れていた。

快晴と言うにふさわしく、晴れていた。

毎年、この日は晴れている気がする。

あたしはいつも言う。

憎々しいくらいに晴れた空。だと。

きっと、来年も言うだろう。

 

それでもいつか君に話した夢に 嘘はひとつもなかった

この言葉を選んだ事に特に意味はないのだが。

なんだかとてもキレイだと思ったので飾ってみたよ。

ちなみにあたくし、彼女はあまり好きではござらん。

好きなモノには「好き」と、嫌いなモノには「死ね」と。

これだけ言えれば生きていける。

世の中上手くは渡っていけないけど、

一番正しい生き方は出来る気がするんだよ。

例え負け犬扱いされてもね。

負け犬で結構。

人生は、まだまだ素晴らしいみたいなんだ。

---

単純だけど、大切な事。

久々にこの人を感じて、思い出した。

昔の自分の素直さ。

素直さを貫き通すためのひたむきさ。

強引さ。頑固さ。

大人になるって、そういう事を順番に捨てていく事になるのかな。

それでもこの人はそれをしようとしないんだな。

だからきっと傷つくのに、それを辞めようとしない。

そういうところが好きで憧れて羨ましく思う１番のところかもしれない。

口汚く罵ってみたりしても、結局は１番純粋なんだよ。この人。

團長の言葉も心に響くけど。

この人の言葉はなんだかずっしり重く、それでいて切なく心に残る。

天才だな。と思う。

新しくモノを好きになるときのドキドキ感を思い出しました

もっと知りたい。と久々に思い。

早く行動に移したくて、こう、うずうずする感じ。

もっと早くこの良さに気付けば良かった！

その悔しさでキュンとしめつけられる胸　←もちつけ。

んんー　楽しくなってきた